小規模個人再生の流れ


flow (1)
「小規模個人再生 流れ」で上位表示されるサイトのページを見ると、フローチャートを用いて流れそのものは分かるものの、どこが「肝」なのか今一つピンと来ないのではないでしょうか。

小規模個人再生手続きの流れの中で、3つの大きな「関所」があります。

この関所に向けて、また、これをクリアするために、どういう流れをたどればよいかを考えると、少しは分かりやすくなるのではないか、と考えています。

本記事では、この視点から皆様のお役に立てるように構成してみました。ご覧いただければ幸いです。

 

小規模個人再生の「3大関所」

小規模個人再生にはクリアすべき3つの関門があります。

1.再生手続開始決定

2.再生計画案作成後の書面決議に付する決定

3.再生計画認可決定

これらは上から順に流れていきます。

この3つを意識しつつ小規模個人再生手続きを利用することになります。

 

1.再生手続開始決定

再生手続開始決定までの準備は、以下のページを参照していただければと思います(各ページに移動します)。

依頼者さまからのご依頼はいつも、このような感じで始まります。もしもし。はい、大石事務所です。あの~、借金の事で相談したいのですが。分かりました。状況を教えていただけますか?今、どのような感でしょうかね?いくら位ありますか?え~と、細かい数字まで分...

相談から受任まではこのような流れで進みます。相談者の方は、ご来所前の電話の際にお伝えした、手書きの債権者一覧と家計収支表、督促状や利用明細等の債権者からの書類や資料等を持参されました。早速ですが、どこから借り入れをされているか確認させてください。...

 個人再生の大きな特徴は、負債が圧縮される点にありますね。債務整理を決意し、弁護士や司法書士を探し、裁判所への申立てから認可決定まで、最低半年はかかる手続きです。今後の生活を一日も早く安定させるためには、「初動」がとても大切になります。今、個...

「個人再生 必要書類」で検索してみると、書類の一覧を掲載しているサイトが多いですね。その一覧を見て「え、こんなに集めるの!」と驚かれたり、「こりゃ、面倒だ」と嘆かれる方もいるかと思います。また、「必要な書類」の範囲に、再生申立書等の「記入書類」も...

個人再生の申立を行いますと、大きな不備がない限り、事件番号が付き、申立人はただちに予納金を納付します。

予納金を納付すると、本格的に審査が始まります。

開始決定は一日でも早く出してもらえるように動かなくてはなりません。

理由は、開始決定が出るまでは、損害金が発生し、それが負債額に上乗せされてしまうからです。

書類の不足等があるのに「見切り発車」で出発することはできません。

再生手続で債務整理をするのがふさわしいのか、書類は足りているか、債権者や債権額に漏れはないか等をしっかり確認して、少しでも早く開始決定が出るように動く必要があります。

開始決定が下りますと、裁判所は、債権者に再生債権を届出案内の通知を送付します。

 

2.再生計画案作成後に書面決議に付する決定

無事、開始決定が下りたあと、次にする作業は、再生計画案の作成です。

この段階では、債権額(負債額)は固まっています。

それをどのような計画で支払っていくのかを書面にして提出します。

再生計画案を提出すると、裁判所はそれを審査します。

「債権者に提案できる内容である」と裁判所が判断したら、書面決議に付する決定が下ります。

「このような計画案が再生債務者から出ていますが、債権者の皆様のご意見はいかがですか?反対がある場合は述べてください」という感じの通知が債権者に送付されます。

 

3.再生計画認可決定

書面決議も無事クリアできたら、あとは、最終目的である再生計画認可決定が下りるのを待ちます。

ここまで来れば原則として再生計画は認可されますが、一定の「不認可事由」に該当すると、不認可決定が下りますので、気を抜けません。

認可決定が下りると、裁判所から連絡があります。

この後、いよいよ再生計画に基づいた支払いが始まります。

 

まとめ

再生手続開始決定/再生計画案作成後に書面決議に付する決定/再生計画認可決定という3つの目標に向け、それぞれをクリアするためにどうすればよいかを考えれば、一見複雑な個人再生手続きをうまく見通すことができます。

「どの位置にいて、何をすべきか」が分かれば動く勇気も湧いてきますからね。

無料相談はこちらから。

解決への道づくりは相談から始まります。相談は無料ですので、ご利用ください。メールでのご相談の場合、通常24時間以内にご回答いたします。司法書士には守秘義務があります。いただいた情報をもとに、こちらから営業活動等をするようなことは一切ありません。&nb...

 

こちらの記事もどうぞ

  • 個人再生の最低弁済額個人再生の最低弁済額   個人再生で支払う金額はいくらになるのか 個人再生が認められた場合に支払っていく金額のことを「計画弁済総額」といいます […]
  • 陳述書の作成その3/個人再生陳述書の作成その3/個人再生 前回の記事の続きです。 本記事では、陳述書の「第1 職業、収入の額及び内容等」の「2 現在の収入」欄を説明します。 前回準 […]
  • 陳述書の作成その2/個人再生陳述書の作成その2/個人再生 前回の続きになります。 本記事では、陳述書の「第1 職業、収入の額及び内容等」の「1 職業(現在から申立ての3年前まで)」欄を説 […]
  • 個人再生と官報  個人再生では、公告(「広告」ではありません)の手段として官報が使われます。 後述しますが、官報には再生債務者の住所や氏名が掲載さ […]
  • 個人再生と離婚慰謝料個人再生と離婚慰謝料 個人再生と離婚慰謝料債務の関係 個人再生をする場合に、離婚慰謝料がどうなるか心配な方も多いのではないでしょうか。 支払い義務を負っ […]