相談から受任までの流れ


相談から受任まではこのような流れで進みます。
相談者の方は、ご来所前の電話の際にお伝えした、手書きの債権者一覧と家計収支表、督促状や
利用明細等の債権者からの書類や資料等を持参されました。
大石

早速ですが、どこから借り入れをされているか確認させてください。

先日のお電話の際、こちらでもメモしていたのですが、抜かしていた債権者や借り入れはありましたでしょうか? 

相談者さん
いいえ。
もう一度チェックし直しましたが、そこに書いてあるものが全てです。

大石
分かりました。
5社から300万円ほどですね。
支払が遅れているところはありますか?

相談者さん
はい、A社とB社は先月分の引落ができていません。

大石
督促の電話はありますか?

相談者さん
はい、携帯に掛かってきています。

大石
残りの3社は今のところは延滞はなしですかね?

相談者さん
はい。でも、これももう回せなくなってきました。

大石
分かりました。
借り入れが膨らんでいった理由は何でしょうかね?
浪費等ありましたか?

相談者さん
うーん、借り始めの頃は返せていたのです。
理由があって前の仕事を辞めて、今の仕事が見つかるまでの期間の生活費等としてカードを利用してから少しずつ膨らんでいきました。
返済のために、別の借り入れを申し込み、次第に金額が増えていった感じです。

大石
分かりました。
これらの借り入れについて、誰か保証人になってもらっている分はありますか?

相談者さん
いいえ。

大石
あなたが、誰かの保証人になっていませんか?

相談者さん
いいえ、ありません。

大石
あと、すいません、書いていただいた借り入れ以外で友人、知人や親族さんからの借り入れ、会社からの借入等はありませんでしたか?

相談者さん
ありません。

大石
それと、何か滞納している税金や保険料等はありませんか?

相談者さん
いいえ、給与からの天引きですので、滞納している分はないです。

大石
わかりました。
次に、毎月の収入と支出の状況を教えていただけますか?収支表を作成していただきましたでしょうか?

相談者さん
はい、こちらです。

大石
ありがとうございます。拝見します。
お給料の金額は、この先もだいたい同程度もらえる見込みでしょうか?

相談者さん
はい。

大石
賞与はありますか?

相談者さん
はい。でも少ないです。

大石
支出ですが、ここに書いてあるもの以外で抜けている分はありませんか?
ご自身で加入されている保険料の支払や交通費等はいかがでしょうか?

相談者さん
あ、すいません、交通費が抜けています。
どう書けばいいのか分からなかったもので。
会社から交通費は支給されるのですが、半年に一度まとめて振り込まれるのです。

大石
分かりました。
返済が完全に止まったと考えると、月○万円余りが出る計算になりますね。

次に、財産について教えてください。預貯金等はありますか?

相談者さん
いいえ、ありません。

大石
生命保険等の解約返戻金等はありますか?
あなたが加入されていなくても、親族さんがあなたの名義を借りて入っていたりとか。

相談者さん
いいえ、ないと思います。一応聞いてみます。

大石
はい。
あとは、車はお持ちですか?

相談者さん
いいえ。

大石
ご自宅は賃貸ですが、敷金の額は分かりますか?

相談者さん
たぶん、10万円位だったと…これも調べておきます。

大石
はい。

ここから、どのような方法で解決を目指すかの話に移りますね。

今日お持ちいただいた金額を一応の数字として、どうしていくかお話します。まず、払って解決できないかを考えてみましょう。

相談者さん
はい。

大石
支払って解決する方法の一つ目として任意整理という方法があります。

ご存知ですか?

相談者さん
はい。聞いたことがあります。

大石
この方法は、依頼を受けた弁護士や司法書士が、その人の代理人として債権者と直接、分割弁済の交渉をするものです。

内容は、今後の利息や損害金をカットしてもらって、その借金を約3年程度の分割で返済するというものです。

ただ、債権者が任意整理に応じる義務はありませんから、交渉をすれば絶対まとまるというお約束はできません。

あなたのケース当てはめると、借金の総額が○○円で、これを3年だから36回で割ると、毎月あたり○円必要になりますね。
ぎりぎり足りる感じですね。

相談者さん
はい。

大石
任意整理が難しい、苦しければ、次の方法を考えてみます。

第二の方法は個人再生です。

大まかに言いますと、個人再生では、借金の総額の8割をカットし、残りの2割を3年かけて支払います。

他にも条件はありますが、特にめぼしい財産がなければ問題ありません。

相談者さん
はい。

大石
当てはめて考えると、借金の総額の2割が○○円を、これを36で割れば、毎月○円必要になります。

任意整理で支払う金額より少なくなりましたね。

相談者さん
はい。

大石
ちなみに、任意整理や個人再生での解決、つまり支払って解決するのが難しいときは、最後の手段として自己破産での解決を目指すことになります。

でも、あなたの場合は、任意整理か個人再生での解決を考えることができますから、自己破産については選択肢に入れる必要はないです。

相談者さん
はい、破産はしたくないです。

大石
分かりました。

このように、その人の年齢、職業、収入、家族構成、資産状況等を考え、自分にあった方法で借金、債務を整理することを債務整理というわけです。

相談者さん
はい。

大石
今日の時点では、大まかな方向性、つまり、どうやら支払って解決できそうだというところまでは分かりました。

今、任意整理か個人再生を決める必要はありません。

この先、債務整理をお手伝いするとしたら、まずは各債権者に連絡を入れて、債権額の調査をするところから始めます。

各社からの金額が出そろった時点で、再度ご来所いただき、どの手続を選択するかご相談して決めます。

その先の進め方については、またその時点でご説明します。

相談者さん
はい、分かりました。

お願いするとしたら費用はどうなりますか?

大石
はい、分割でのお支払いで結構です。

任意整理か個人再生かはまだ決まらないのですが、とりあえず毎月○円を事務所の口座にご送金いただくか、ご持参ください。

相談者さん
着手はいつからになりますか?

大石
はい、今日、契約締結なら、今日からです。

早速債権者に連絡を取りまして、介入した旨を伝えます。

相談者さん
私は何をすればいいですか。

大石
はい、随時お伝えしていきますが、今まで通りお仕事をしていただくことです。

必要な書類等について、時期が来たらこちらからご案内します。

相談者さん
分かりました。手続をお願いします。

大石
ありがとうございます。

では、ご本人様を確認できる身分証明書のコピーを取らせてください。

相談者さん
免許証でいいですか。

大石
はい。こちらが契約書と報酬説明表になります。

これで、正式にこちらでお手伝いさせていただくことになりました。

督促の電話が掛かってきたら、出ていただいて、「大石事務所で債務整理を依頼してきました」とお伝えください。

こちらからも、本日中に受任通知を債権者に宛てて投函します。

相談者さん
分かりました。

大石
何かご不明な点や、変わったことがあればご連絡ください。すぐに対応いたしますので。

相談者さん
はい。

この後、受任通知を発送します。
この通知は、債権者への債権調査依頼も兼ねています。
債権調査終了後、債権額が出揃い次第、依頼者様と相談の上で、債務整理の方針を決定します。

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