早速ですが、どこから借り入れをされているか確認させてください。
先日のお電話の際、こちらでもメモしていたのですが、抜かしていた債権者や借り入れはありましたでしょうか?
もう一度チェックし直しましたが、そこに書いてあるものが全てです。
5社から300万円ほどですね。
支払が遅れているところはありますか?
借り入れが膨らんでいった理由は何でしょうかね?
浪費等ありましたか?
理由があって前の仕事を辞めて、今の仕事が見つかるまでの期間の生活費等としてカードを利用してから少しずつ膨らんでいきました。
返済のために、別の借り入れを申し込み、次第に金額が増えていった感じです。
これらの借り入れについて、誰か保証人になってもらっている分はありますか?
次に、毎月の収入と支出の状況を教えていただけますか?収支表を作成していただきましたでしょうか?
お給料の金額は、この先もだいたい同程度もらえる見込みでしょうか?
ご自身で加入されている保険料の支払や交通費等はいかがでしょうか?
どう書けばいいのか分からなかったもので。
会社から交通費は支給されるのですが、半年に一度まとめて振り込まれるのです。
返済が完全に止まったと考えると、月○万円余りが出る計算になりますね。
次に、財産について教えてください。預貯金等はありますか?
あなたが加入されていなくても、親族さんがあなたの名義を借りて入っていたりとか。
あとは、車はお持ちですか?
ここから、どのような方法で解決を目指すかの話に移りますね。
今日お持ちいただいた金額を一応の数字として、どうしていくかお話します。まず、払って解決できないかを考えてみましょう。
ご存知ですか?
内容は、今後の利息や損害金をカットしてもらって、その借金を約3年程度の分割で返済するというものです。
ただ、債権者が任意整理に応じる義務はありませんから、交渉をすれば絶対まとまるというお約束はできません。
あなたのケース当てはめると、借金の総額が○○円で、これを3年だから36回で割ると、毎月あたり○円必要になりますね。
ぎりぎり足りる感じですね。
第二の方法は個人再生です。
大まかに言いますと、個人再生では、借金の総額の8割をカットし、残りの2割を3年かけて支払います。
他にも条件はありますが、特にめぼしい財産がなければ問題ありません。
任意整理で支払う金額より少なくなりましたね。
でも、あなたの場合は、任意整理か個人再生での解決を考えることができますから、自己破産については選択肢に入れる必要はないです。
このように、その人の年齢、職業、収入、家族構成、資産状況等を考え、自分にあった方法で借金、債務を整理することを債務整理というわけです。
今、任意整理か個人再生を決める必要はありません。
この先、債務整理をお手伝いするとしたら、まずは各債権者に連絡を入れて、債権額の調査をするところから始めます。
各社からの金額が出そろった時点で、再度ご来所いただき、どの手続を選択するかご相談して決めます。
その先の進め方については、またその時点でご説明します。
お願いするとしたら費用はどうなりますか?
任意整理か個人再生かはまだ決まらないのですが、とりあえず毎月○円を事務所の口座にご送金いただくか、ご持参ください。
早速債権者に連絡を取りまして、介入した旨を伝えます。
必要な書類等について、時期が来たらこちらからご案内します。
では、ご本人様を確認できる身分証明書のコピーを取らせてください。
これで、正式にこちらでお手伝いさせていただくことになりました。
督促の電話が掛かってきたら、出ていただいて、「大石事務所で債務整理を依頼してきました」とお伝えください。
こちらからも、本日中に受任通知を債権者に宛てて投函します。
この通知は、債権者への債権調査依頼も兼ねています。
債権調査終了後、債権額が出揃い次第、依頼者様と相談の上で、債務整理の方針を決定します。