陳述書の作成その2/個人再生


前回の続きになります。

今回の記事は、この記事の続きになります。ここでは、個人再生の陳述書の「全体構造」を眺めてみました。今回から、陳述書をどう作成していくかについて説明していきます。分量が多いので、数回シリーズで、ブロックごとに分けて解説します。 陳述書の作成その...
陳述書の作成その1/個人再生 - 債務整理の相談 in 大阪

本記事では、陳述書の「第1 職業、収入の額及び内容等」の「1 職業(現在から申立ての3年前まで)」欄を説明します。

月収や年収は手取額を書くこととされているので、その準備から始めるのが効率的です。

「現在から申立ての3年前まで」の職業を記載することになっているので、月収や給与もその3年間の平均額を記載するのかしないのか等、「いつの時点の月収や年収を書けばいいのか」考えたことがありました。

他ではどうしているのか分かりませんが、いつもの私の書き方を紹介します。

この欄と、これから紹介する「2 現在の収入」、「3 過去2年度分の年収額」欄は、あなたの仕事や収入の実績・現状を報告するもので、将来の履行可能性を判断する貴重な情報となりますので、正確に記載しなければなりません。

と言っても、難しい話ではなく、手元にある給与明細や預金通帳等から丁寧に数字を拾えば問題なく作成できます。

 

準備

「1 職業(現在から申立ての3年前まで)」欄の作成に入る前に、過去2年(できれば3年)間の給与や賞与を一覧にしてみましょう。

手書きでも、エクセル等でも結構です。

私は、エクセルで下記のような簡単なテーブルを作っています。

list of earnings (1)
この表は、裁判所に提出する必要はないのですが、記載した金額の根拠を伝えると説得力が増すので、私はいつも添付書類と共に参考資料として提出しています。

給与明細や給与が振り込まれる通帳の金額を拾って、手取額を転記するだけです。

ここで準備をしておくと、この後の、「第1 2現在の収入」、「第1 3過去2年度分の年収額」欄と、「第5 5履行可能性」の部分の作成にも役立ちます。

 

陳述書の作成その2/「1 職業(現在から申立ての3年前まで)」欄

記入欄はこのようになっています。

occupation002 (1)
①就業期間/就業先(会社名等)

就業期間は、勤務先で働き始めた年月を記入します。

勤続5年以上に該当する場合、退職金見込額証明書を提出することになるので、正確に記入します。

 

②種別/地位・業務の内容

「種別」は、勤め・パート等・自営・法人代表者・その他のうちから該当するものにチェック☑を入れます。

「地位・業務の内容」は仕事の内容を記入します。

会社で役職についている場合は、「課長」等の地位を記入します。

 

③月収(手取額)/年収(手取額)

準備した、過去2~3年分の手取給与・賞与額のうち、一番近い年分の金額を使います。

月収手取額の欄は、その年の総手取額を12で割った金額を記入します。

年収手取額の欄は、給与・賞与総手取合計額を記入します。

 

陳述書第1「1 職業(現在から申立ての3年前まで)」欄への記入は以上となります。

 

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